軽量で高強度な炭素繊維と、加工自由度の高いエンジニアリングプラスチックは、金属に代わる次世代自動車の主力材料です。xEV車を中心とした社会においては、CO2削減への要求はこれまで以上に厳しくなっています。軽量化、燃費向上、環境保全の両立という課題に対し、東レは炭素繊維とエンジニアリングプラスチックのエキスパートとして、長年培ってきた技術力を駆使し、最適な自動車軽量化ソリューションを提供します。
炭素繊維の比重は鉄の約1/4で、比強度は鉄の10倍以上です。
その結果、車体の大幅な軽量化を実現できます。
現在、炭素繊維複合材料の加工技術も、さまざまな用途に合わせて進化し続けています。
熱硬化性CFRP成形技術の一つである「RTM成形法」は、成形サイクルの高速化を実現するために、成形時に多点注入法による高速樹脂浸透技術と超高速硬化樹脂技術を採用しており、時間を大幅に短縮することができます。
高い平滑性と全体の流れ、そして高強度屋根を追求。
「革新的なスムースフォーミング技術」により、高い表面仕上げを実現し、塗装工程の簡素化に貢献します。炭素繊維とエンジニアリングプラスチックを複合することで、様々な熱可塑性CFRP材料を開発しています。
これらの材料は鉄やアルミニウムなどの金属材料と組み合わせて使用できます。
投稿日時: 2022年7月12日