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「巨人」は「出現する男」とも呼ばれ、アブダビのヤスベイ・ウォーターフロント開発地区に新しく登場した印象的な彫刻です。この巨人はコンクリート製の彫刻で、頭部と水面から突き出た両手で構成されています。ブロンズ製の頭部だけでも直径8メートルあります。
彫刻はMateenbar™で完全に補強され、その後現場で吹付コンクリートが施工されました。GFRP(ガラス繊維強化ポリマー)補強材を使用する場合はコンクリートかぶり厚が少なくて済むため、最低40mmのコンクリートかぶり厚が指定されました。また、Mateenbar™は耐腐食性と耐薬品性に​​優れているため、防食対策は不要でした。

巨人の絵の中のガラス繊維の用途0

複合強化彫刻における環境配慮
彫刻や構造要素は高い耐久性を備え、そのライフサイクルを通じてメンテナンスや修理を必要としないことが求められます。
このプロジェクトに最適な補強材として Mateenbar™ を選択するにあたり、以下の環境要因が考慮されました。
1. アラビア湾の海水の高い塩分濃度。
2. 風が強く、湿度が高い。
3. 波、海面上昇、高潮による水力学的負荷。
4. メキシコ湾の海水温度は 20 ℃ から 40 ℃ の範囲です。
5. 気温は10℃~60℃。

巨人の絵の中のガラス繊維の用途1

海洋環境向け - 耐久性に優れたコンクリート補強材
Mateenbar™は、腐食リスクを排除し、メンテナンスフリーで設計寿命を延ばす理想的な補強ソリューションとして選ばれました。また、100年の設計寿命も実現しています。GFRP鉄筋を使用する場合、シリカフュームなどのコンクリート添加剤は必要ありません。曲げ部材は工場で製造され、現場に納品されます。
現在使用されているMateenbar™の総重量は約6トンです。Giantプロジェクトで鉄筋を使用していた場合、総重量は約20トンになります。軽量化の利点は、人件費と輸送コストの削減につながります。

巨人の絵の中のガラス繊維の用途2

アブダビでMateenbar™が使用されるのは今回が初めてではありません。アブダビF1サーキットでは、フィニッシュラインにMateenbar™コンクリート補強材が使用されています。Mateenbar™は非磁性・非電磁気特性を備えているため、繊細な計時機器への干渉がありません。


投稿日時: 2022年12月6日