炭素繊維強化ポリマー(CFRP)複合材料を採用することで、高速列車の走行装置フレームの重量を50%削減しました。列車の自重が軽減されることで、エネルギー消費量が改善され、乗客定員の増加など、様々なメリットがもたらされます。
走行装置ラック(ロッドとも呼ばれる)は、高速列車の構造部品の中で2番目に大きな部分であり、厳しい構造強度要件が求められます。従来の走行装置は鋼板を溶接して製造されており、その形状と溶接工程により疲労が発生しやすいという問題がありました。この材料は、CFRPプリプレグを手作業で積層することで、火災・煙・毒性(FST)基準を満たしています。軽量化もCFRP材料を使用するもう一つの明確な利点です。
投稿日時: 2022年5月12日